昔、梨がまだ貴重で高価な時代。二十世紀梨を一ついただきました。今のような大玉の梨ではなく、それはそれは小さい梨だったそうです。
当時、たにがみ家は9人家族。果実を切ること数回…。皆に配られた梨は、反対側が透けて見えるほどだったそうです。それを悲しく思った先代は、「子供たちには梨をお腹いっぱい食べさせてやる!」っと思った事がきっかけだったそうです。
昭和23年、当時くわ畑だった場所に15本の苗を植えたのがスタートでした。
家族、そしてヤギや羊の力も借りながら、雑木林を開墾し梨木の数を増やしていったそうです。
昭和45年に現園主(正樹)も加わり、大雪や冷夏長雨・台風などの被害も乗り越えながら、さらに本数を増やしていきました。
平成20年 たにがみ農園食品加工場も完成。現園主の妻(由紀恵)が担当する加工品も開始した。今まで以上に、高品質な梨を生産するために、労働力に見合った面積に縮小。
そして、平成21年現園主の長男(雄亮)も加わりウェブでの発信に挑戦中!
梨は水分が90%といわれるほど、多くの水分を含みます。梨を育てている園内の水源はワサビが自生するほどきれいです。もちろん飲むことができます。
園内には、毎年多くの有機物(ワラ・葦など)を入れるなど、手間隙かけた土作りから始まり、収穫まで「美味しい梨」「安心な梨」を心がけ、様々な努力をしております。
日本一星空がきれいな佐治。それは澄んだ空気があるからです。梨もその澄んだ空気で呼吸しながら成長しています。
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